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失われた宇宙の旅2001 (ハヤカワ文庫SF)

アーサー・C. クラーク
おすすめ度:★★★★★
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名作映画の創作の現場
おすすめ度 ★★★★★

 クラークが脚本家として参加した「2001年宇宙の旅」のシナリオ製作記である。
 もちろん映画も見たし、原作も読んだことがあるが、何となくあの作品は「偉大なSF作家」であるクラークの力によって構想され、映像化のアイデアももたらされたに違いないと思っていた。猿人が知性を獲得する冒頭の印象的なシーンも、モノリスのアイデアも、宇宙船での数々の事件のエピソードも、後半の映像の氾濫部分も、ラストに至るシーンも、すべて、すべて「偉大なクラーク」の業績だと感じていた、と言うか信じていた。しかし本書を読んで分かったことは、監督キューブリックとの議論を交わしてアイデア練り上げたり、書き直しにつぐ書き直しでイマジネーションを絞られるクラークの姿だった。繰り返される推敲を経て、監督の思い通りのストーリーを生み出し、それが更に監督の所望した映像と合致した。これが「2001年宇宙の旅」であったと言うことが分かった。映画作りの裏話と共に、産みの苦しみのプロセスが非常に興味深い。
 本書では差し戻しでお蔵入りになった「もうひとつの2001年」と呼べる作品が収められている。最終稿と比べると興味深いが、それぞれの断片でも十分楽しめること請け合いである。



創造の苦しみと楽しさ!
おすすめ度 ★★★★★

A.C.クラークとスタンリー・キューブリックが"2001年宇宙の旅"を作成するにあたっての共同作業のプロセスが細かく書かれていて読んでいると、こうやってあのシーンは思いついたんだ、ああこ~んな事だったのかとやたらに感銘を受けるエピソードがてんこ盛り。というより二人の意見がしばしば対立するところが面白い。例えば、キューブリックが、ETが地球に降り立って、人類にコマンドー戦術を教えて人類の繁栄をうながすとかどう? とアイディアを持ち出してきたので、クラークがそりゃ使えんなと思った話とか。午前中いっぱい映画のアイディアを考えようとしても何も浮かんでこなかったとか。(笑)また、こうであったかもしれない映画の脚本(要は捨てた方で、映画には登場しなかった隠れた原稿)が圧倒的に面白い。 



映画を見た後に、原作本と共に読むと謎が解けます
おすすめ度 ★★★★★

2001年宇宙の旅は、公開当時、難解な映画(特にモノリスの存在とボーマン船長の最後のシーンの意味)として、話題になった傑作映画です。原作本を読むと多くの謎とともに、映画のシーンと異なった描写や映画では省かれたストーリーが有ることが判ります。最後にこの本を読むと、キューブリックと著者が6年!かけて映画を製作していった過程と、原作の基となった短編シナリオで、全てが判るようになります。アポロ11号が初めて月着陸する以前から、この映画製作が始まった事は、驚きに値します。映画を見た方には、是非読む事をお勧め致します。



映画のガイドブックとしてお勧め
おすすめ度 ★★★☆☆

とかく「難解」と片付けられやすい映画版を理解するためには必読の書。これを読めば、意外と映画版「2001年」はすんなり理解できる。初期の設定から如何に完成版が変容したかを探るのも面白い。


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