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A Touch of Frost (Di Jack Frost Series)

R. D. Wingfield
おすすめ度:★★★★★
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なぜか気分爽快
おすすめ度 ★★★★★

主人公のフロスト警部は、有能だがかなりずぼらで太っ腹だ。
上役にいびられても意に介さない。そんな彼の魅力にはまって
一気に読んでしまった。読後の爽快感という点ではトップクラス。
ミステリー・ファン以外の人にもおすすめ。

会社で上からも下からも突き上げられている中間管理職の方だったら、
酒を飲むよりこの本を読んだ方が憂さ晴らしになるだろう。



フロストに会いたくて・・・
おすすめ度 ★★★★★

「クリスマスのフロスト」に魅せられ、この本でフロストに再会しました。やっぱり彼は最高にチャーミング!
 このシリーズは、息をもつかせぬ展開で警察小説としても傑作ですが、私はフロストが次にどんな下品なジョークを聞かせてくれるか、嫌味なアレンやマレットにどう応戦するか、わくわくし、またハチャメチャな言動の底に光る弱者への慈愛に胸を熱くしながら読んでいます。
 フロストの世界に入るのは、好きなスターの映画やライブをみているような一方通行のデートのようで、ずっと読み続けていたくなります。周りの人々の一部は彼の魅力をわかっていますが妻にはスター性を理解されなかったようで、そんな皮肉な人生が、また哀愁のフロストにはお似合いでしょう。
 残念ながら邦訳が少ないので、フロストに会いたくなると、数冊の本を何度も読み返して旧交を温めている今日この頃です。



どんなに長くてもいい。
おすすめ度 ★★★★★

この世界が心地よい。フロストをとりまく事件の数々と、それを内包するデントン市。人間がいるから犯罪が起こる、犯罪が起こるから警察がある。それだけのことが、こんなに濃く滋味あふれた世界を作り上げるのだ。
相変わらず、ワーカホリックのフロスト警部の仕事ぶりは凄まじい。でたらめで、結果オーライの彼の生き方も心穏やかならぬ反面、実に頼もしい。時折見せる人間味あふれる優しさも、ツボにはまっていて泣きどころをくすぐる。こんな人間、実際付き合うとなったら大変だと思うのだが、やはり愛しい。
ウィングフィールドの描くモジュラー型プロットも、思わぬ方向へ進むかのようにみせて、見事に絡み合って熟練の技をみせてくれる。
無駄に長ったらしい本が増えてきて、いささかうんざりしている現在、このフロストシリーズだけはどんなに長く分厚くなってもいいと思わせてくれる。オススメです。



面白いよ
おすすめ度 ★★★★★

文庫のカバーのイラストどおりの、ものぐさで品のないフロストのキャラクターが、まず魅力的です。それに、事件が次から次に起こって、それに振り回されるフロストたちが、面白く、臨場感やハプニング感が、よく出ています。いくつもの伏線が、最後に終結していくので、飽きずに最後まで楽しめると思います。とにかく面白かったです。他もフロスト物も読んでみたくなりました。



おもしろさが更にわかってきた!
おすすめ度 ★★★★☆

フロスト警部シリーズを読むのはこれが2冊目。
1作目よりも、おもしろさがわかってきた。なんといってもフロスト警部のキャラクターにつきる。
彼は決して優秀でも、かっこよくもないが、その人間味あるれるキャラクターがどんどん読者を引きつける。

決まって彼のことをよく思っていない部下が、最終的には何となく彼のことを認めてくる過程がおもしろい。

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