クールとしか言いようがないおすすめ度
★★★★☆
ドイツ映画の勢いを感じさせる。
映像と音楽のセンスが抜群で、アイデア一発勝負のような映画だけど、完成度も非常に高い。
タイトル通り、主人公が走る、走る、走る。
バックに流れるジャーマンテクノのサウンドが、疾走感を増す。
ストーリー的に大きなひねりはないが、20分間のタイムリミットが設定されているシナリオの映画が80分ちょいある・・・ここにユニークな仕掛けがある。
テンポがいいので、最近の大作映画に飽食気味の方にもオススメです。
ローラと踊れ!そして元気になれ!おすすめ度
★★★★☆
躍動するリズミカルな映像美。衝撃の映画でした。「ファッショナブルで、超かっこいい映画」その一言に尽きます。”監督の発想〜アイデアの勝利!”と言える映画だと思います。内容は単純明快。そして何よりも、見た後、誰もが走りたくなってる(笑)はずです。何を隠そう私のハンドルネームはこの映画の監督の名字からとりました。大好きな映画の一つです。短い映画ですし、長い人生の中で一度は見ておいて損はしない作品です!!さあ皆でLet's run!
概要
裏金の運び屋である恋人マニからの突然の電話。「ローラ、助けてくれ! ボスの10万マルクを失くした。12時までに金を作らないと、殺される・・・」残された時間は20分。大好きなマニが死ぬなんて考えられない・・・お金を工面するためローラは走り出す。 タイトルでわかるとおり、全編をとおしてビート感いっぱいにローラがベルリンの町を駆けめぐる作品。フィルムとビデオ、カラーとモノクロ、写真、アニメーション、画像の分割、早送り、コマ送りなど、あらゆる手法を駆使した映像と、ジャーマン・テクノのリズム、3パターンから成るストーリー構成は躍動感とスピード感をもたらし観る人を飽きさせない。見終わった後は、スポーツをして汗を流したようなスッキリした気分を味わえるラブ・ストーリーだ。
ローラを演じるフランカ・ポテンテが歌う挿入歌「WISH」は本国ドイツで25万枚セールスを記録し、MTVヨーロピアン・ミュージックアワードに輝いた。サンダンス映画祭ワールドシネマ観客賞受賞作品。(齋藤リエ)