タイトルに惹かれましたおすすめ度
★★★★☆
大宇宙を舞台に多数のエイリアンと構成された連合に属するヒューマン。
この小説は、エイリアンとの接点をベースに3話で物語は進みます。
期待通り、自分が大宇宙に飛び立ち、いろんな場面を体験できとても満足しました。
私は皆さんが好まれる第1話は、残念ながらあまり好きではありません。
コーティのキャラは素敵で可愛らしく読者をハラハラさせますが、
エンドが私の年が取りすぎたのか予想の範囲内だったため感動が少なかったです。
どちらかというと第2話、第3話の方が予想を外され楽しめました。
ただ、第1話があればこその2話、3話なのかもしれません。
後書きで作者の死を知り、「死」が全話にからんでいたのかも?のあたりは、
なるほどと思いました。
川原由美子氏の挿絵は、今回はもう一つかと思います。
コーティだけならば◎かな?川原氏の漫画は好んで読んでましたが、萩尾 望都氏の方が
雰囲気が良かったかなと。。。
評価・星4つは、第1話の結末と川原氏の挿絵で1つ減らしです。
「たったひとつの冴えたやりかた」という音は、今の所最高の響きです。大好きですね。
表題作のたったひとつの冴えたやり方
おすすめ度 ★★★★☆
これはまぎれもない傑作。
宇宙に飛び出した少女。そこでであった異生物が身体に住み着いた。そこで友達になるふたり。
最後に彼女たちが選択した、たったひとつの冴えたやりかた。
感動です。結末は是非、読んでください。最初は普通だったのに、後半から何だか妙にホラータッチになっていて、その空気がなんとも言えない。