脚本家は渡辺謙さん主演の時代劇「御家人斬九郎(未DVD化)」を多く担当した方なので、当時期待して観ていましたが、面白かったです。滝沢さんは、おそらく大多数の人が義経に抱いている「美しさと儚さ」を満足させるものであったと思います。清潔感と凛々しさもあって「悲劇の武将」にはピッタリでしたが、もうちょっと「神々しさ」と「頼もしさ」がほしかったです。
牛若丸役の神木隆之介君が素晴らしい。おすすめ度
★★★☆☆
日本の子役は正直とんでもなく下手が多いのだがこのドラマで牛若丸を演じた神木君はのびのびとしていてとても素晴らしい。平清盛役の渡哲也さんはさすがの名演技。ドラマ前半は平清盛の素晴らしさで引っ張った。しかし随所に史実と違うところが気になった。また五条大橋の決闘や壇ノ浦の戦いなど全体的に演出過剰で興醒めした。上戸彩さん演じるうつぼは全く不要です。岩代氏作曲のオープニング・テーマは久々に聴き応えがあります。心の琴線に触れる曲運びとオープニング映像はドラマ本編以上に魅力的です。滝沢君は時代劇を演じるには荷が重かったけれども頑張った。
「義経」完全版
おすすめ度 ★★★★★
義経開始の頃の初々しさと新鮮な感覚で面白いですね
特に遮那王時代のタッキーが必見です
奥州への旅や奥州時代は放送中でも指摘されていましたがもっと時間を取って欲しかった
とにかく見て清々しい気分になるのは間違いなし!
今放送してもいいくらいの出来です!
概要
貴族から武士へと政権が移り変わっていく平安末期の乱世、平家に父を殺された源氏の源義経(滝沢秀明)は武蔵坊弁慶(松平健)などの家来を従え、兄・頼朝(中井貴一)の下へ駆けつけて、平家打倒に多大な貢献を果たすが…。
ご存知、美貌と悲劇の英雄・源義経の生涯を追った2005年のNHK大河ドラマ。第壱集はおよそ半年分の前半部1話から27話を収録。イケメン滝沢は皆がイメージする伝説の義経像(実際の義経は粗野でブ男だったという説もあるが)にぴったりで、回を追うごとに俳優として成長していくのがみてとれ、それが義経の成長ともシンクロしているのがいい。仲間たちとの出会いや連携も丁寧に描かれている。一方、平家側にはもう少し貫禄がほしかったところ。全体的にじっくり丁寧な出来だが、その分史実を知る者にはじれったさを感じるところもあるかも。岩代太郎の音楽は、最近の大河ドラマ音楽の中で出色の出来であった。(増當竜也)