1曲目に収録してある「Rehab」はラジオで聴いたこともあって良いなあとは思っていたものの、ヒトに勧められて本アルバムをあまり期待もせずに購入しました。が、聴いてビックリ!
モータウンやシカゴソウル、スィートソウル風の楽曲・アレンジが主なのですが、これがもうもの凄く良く出来てます。「Tears dry on their own」という曲のクレジットにはアシュフォード&シンプソンの名前も見えます。シュープリームズの時代からの見慣れた名前です。プロデュースはSalaam Remi(何て発音するんダ?サラーム・レミ?レミちゃん?)とマーク・ロンソンという、わたしは全く知らない名前の人だったのですけれども、彼らのアレンジとそれからミキシングが素晴らしい。ブラスやベルを薄〜く薄く極力さり気なく入れるとこなんか、モータウン・サウンドの最も洗練された部分ってこうやって造るんだヨ、という教科書のようです。
では、昔のサウンドをそういう「教科書風」に仕上げたらこうなりましたって感じで懐古趣味のイヤ味ったらしいアルバムになっているかというと、そこをワインハウスの歌(ボーカル)と歌詞が劇的に救っています。本当によく出来ています。買ってソンはないと思います。
アルバム・タイトル「Back to Black」って??おすすめ度
★★★★★
アルバム・タイトル「Back to Black」って??
意味深だな〜!なんだか流行りのHIP-HOPや打ち込み系R&B批判ですかね?
ぶっ飛んでます!うまさ、迫力!23歳ですか?
「rehave」はもちろんですが、
「Me & Mr.Jones」、シャレでしょうが、
私のようなオールド・ソウル・ファンもうっとりの曲!
話は飛びますが、ムーチャ・ブエナの「B my boy」のコーラスだけでも
存在感バリバリでした!
ジョス・ストーンも含めて、ここんところオールド・ソウル・ファン
喜ばせるシンガーは嬉しい限り…
絶妙!おすすめ度
★★★★★
50〜60年代のソウル、R&B、ラヴァーズ、スカなんかに
現代的なキレのある音が入った感じです。
昔のブラックミュージックが好きな私も、
最近のブラックミュージックが好きな友人も、絶賛。
音、歌、共に相当かっこいいです。絶妙です。
ジャケ見る限りでは若そうなのに何でこんな貫禄のある声が出るの?!
50歳現役バリバリ黒人クラブシンガーのおばちゃんてな感じの歌声です。
やんちゃな人生が成せる業?
「激女」(日本盤キャッチコピー)…?
おすすめ度 ★★★★★
「Goldfinger(by Shirley Bassey)だけは無茶苦茶格好いいと思うケド昔のR&Bやソウルに興味は無いんだよな」ってボクのワガママに応えてくれたのが、このAmy Winehouse嬢。初めてRehabをラジオで聴いた時はぶっとびました(そんなことは滅多にないのですが)。兎に角全曲格好いいんで、普通にGoldfinger好きなヒトにも満足してもらえるはずです。その歌声とゴシップでルックスには興味がいかなかったのですが、歌詞カードの写真を見て結構普通の女のコだったので、そこにまた惹かれました。あと、日本盤だとバラシまくりのシークレットトラックがホントにシークレットだったのにも好感が持てました(CD聴くまで11曲入ってるとはわかんなかったです)。このアルバムは曲のジャンルの幅が狭い(良い意味です)ですが、1stはこのアルバムに比べれば幅があります(それもそれでとても良い)。どちらのアルバムも凄く良いんで、いきなりFrankとまとめて2枚買っていただいても間違いないです!