大作家・星新一おすすめ度
★★★★★
星新一は正真正銘の天才である。彼が得意としたショートショート。わずか5ページ程度の作品で読者を感動させて楽しませる。
素人は、長編小説より短編小説を書くほうが簡単だと思いがちだが、それは大きな間違い。
長編より短編、短編よりショートショートの方が、はるかに書くのに才能がいる。
なぜなら説明ができないから。無駄な文章、表現、語句を極限まで省いて作品を完成させなくてはならない。並大抵の技量では無理。
「ボッコちゃん」もわずか6ページの作品だが、何百ページ費やしたところで、これを上回る作品を書ける作家の方が少ないであろう。
6ページで読者を感動させ、心に残る作品に仕上げる星新一の凄さ。
星新一は不世出の大作家である。
アイディアの豊富さおすすめ度
★★★★★
この一冊の中に50の物語が収められてます。
それだけでも信じがたいことなのですが、
その一つ一つの物語が意外性に満ちていて、瞬く間にこの冊子のとりこになります。
大人も子供も楽しんで読めると思います。
ショートショートの神様と言われる星新一さん。
たくさんの本を書かれましたが、
最初の一冊と言ったら、この「ボッコちゃん」を挙げる人が多いのではないでしょうか。
読み返してみても変わらぬ確かさおすすめ度
★★★★☆
突然ですが、ときどき懐古的に昔の作品を読みたくなるときがあって、今回は星新一のこの本を読み返してみました。
中学のときに夢中になって、星新一さんの作品は全部読んでいた自分ですが、そのときとかわらない確かさがここにはありました。昔夢中になった本でも読み返してみたら、どうしてこれで感動したんだろうとかいうような作品がたまにありますが、この作品は二十年も昔の記憶と寸分違わぬ雰囲気と確かさを返してくれました。
上品で丁寧なショートショート作品がたっぷりと詰まったこの一冊。星新一の作品は他のどれもがそうですが、思いっきり切り詰めたその短い一つ一つの話の中にアイデアや寓意や痛烈な風刺があって、自分的にはいい感じです。もちろん、ショートショートなので、こればっかりだと飽きがきてしまいますが、たまに読むと惜しげもなく放り込まれたアイデアや寓話性に感じる何かがあります。
☆ 新 一おすすめ度
★★★★☆
もう40年近く前に書かれた作品なのに、ホンワカとした文体に社会風刺、人間の内面、そして警句を盛り込んだ星新一氏の世界の代表作。
日本にSF、ショートショートを読み物として定着させた功績は素晴らしい。
子供には子供の、大人には大人の読み方をさせてくれる世界です。
小学生の坊やに読ませると、、、表現力が驚くほどに増します。
とても簡明で正確な表現です。
良い本
おすすめ度 ★★★★★
家でたまたま見つけたため、暇つぶし程度の軽い気持ちで読んでみた所、
とても熱中してしまって、気づいたら二時間もたっていました。
ショートショートなので展開が早く飽きがこないので最後まで一気に読んでしまいそうな本です。 最後のアッと驚く結末も好きです。
きっとハマると思います。 おススメの本