何度観ても好きなものは好きだおすすめ度
★★★★★
ブルーの美しい映像も、マイケル・ナイマンの音楽も、役者の演技も、近未来なのにどこか懐かしい舞台も監督のこだわりも（細かいところでいえば、タイトルの'G''A''T''C'の文字だけ書体を変えてるところなど）すべていい。
“遺伝子操作”が大きく取り上げられがちだけど、確かに重要だけどそれが主軸ではない。
遺伝子に、家族に、社会に不可能だといわれながら、葛藤を繰り返し、しかしビンセントは宇宙へ行くという夢を諦めない。 遺伝子による差別が横行する未来だが、優秀な遺伝子を持っている人間が必ずしも幸福なわけではない。どんな風に生まれてきても、自分の人生を動かせるのは自分なのだ。希望がありながら切ない。
好きな理由はたくさんあるけれど、何より、この作品に携わった人たちの、“この映画を作りたい！”という情熱と愛情を強く感じることがわたしが『ガタカ』を愛する一番の理由なのかもしれない。
感動のSF映画！おすすめ度
★★★★☆
ＳＦと聞くと何処か宇宙へ旅立ち、そこで色んな出来事に遭遇する映画のように思えますが、この作品は未来の地球で生きる１人の「不適正者」が宇宙へ行きたいと言う願いを叶えようとする地球でのストーリーです。人間として扱われるとはどういう事か、何を優れているとするのか、兄弟愛・友情・恋愛を絡めながら話しは進んで行きます。未来の話しでありながらも、そこで扱われてる問題と言う物はこの現代でも問われてるのではないか・・・？感動モノの苦手な私もこの作品は観て良かったと思ってます。そう、生まれ持った素質は素晴らしいけれど、人間の努力する姿勢はもっと素晴らしい！
ＳＦ作品に興味ない方も！おすすめ度
★★★★★
何度も何度も見ました。数えきれないくらい。そして何度みても最後のシーンは感動とともにせつない気持ちになってしまいます。
勇気を与える作品である反面悲しい気持ちにもさせられる、そしてＳＦ映画と呼ぶにはとてもヒューマンタッチな私のイチオシ作品です。完璧な遺伝子を持ちながら足が不自由になったエリート、ジェロ－ムを演じるジュ－ドロ－がまた、はまり役です。彼の役者としてのすばらしさがこの作品では存分にひきだされています。泣かされます。その他のキャステイングもすばらしく美しいですね。映像、音楽もきれいですよ。これからもきっと何度も見てそして何度も泣くんだろうな、自分。。
マイ・ベスト・ムービーおすすめ度
★★★★★
近未来、操作された遺伝子によって、人間が生まれながらにして優劣を定められた時代を描くSFです。絶対に越えられない限界を知りつつもそれに立ち向かうという、美しく、厳粛で、悲しい物語です。キャスティング、音楽、映像とも秀逸です。これほど完成度の高い作品にはそうそう出会うことはできないのではないでしょうか。お勧めです。
ＳＦの新たな名作
おすすめ度 ★★★★★
社会的な差別と、困難を振り払って夢を追いつづける人間の姿を描いた、ＳＦの新たな名作。美しい演技者たちもすばらしい。
概要
遺伝子工学の発達によって優秀な遺伝子を組み合わせて生まれた「適性者」が支配し、人間の生活も固定化されてしまった未来世界。そんな折り、自然出産で生まれた「不適性者」のヴィンセント（イーサン・ホーク）は、宇宙飛行士になる夢をかなえるため、遺伝子適性をごまかして宇宙局「ガタカ」へ入社。しかし、ある日社内で殺人事件が起きて、ヴィンセントが犯人と疑われてしまい…。
DNA優先の管理未来社会の中で、夢を追い求める青年の苦悩と希望を描いたSF青春映画。ヒロインにユマ・サーマン、ほかジュード・ロウ、アラン・アーキン、アーネスト・ボーグナインなどキャストも豪華。監督はニュージーランド出身の新鋭で『トゥルーマン・ショー』の脚本で注目されたアンドリュー・ニコル。（的田也寸志）
