仲根かすみの夏休みおすすめ度
★★★★★
仲根かすみちゃんの記念すべきファースト写真集。
最初は、ごく普通の女子高校生の夏休みの日常が描かれています。 でもその瞳はいつもと違う夏を待っている。そして、目が覚めると、そこは日常から離れた常夏の国・マウイ。
制服に縛られたいつもの夏が、一転して夢の世界へ。海辺で大胆にはじけまくる17歳。
「それは、甘くて・・ ちょっぴり痛かった・・」
どうですか、こんなところで想像がつきますか? この写真集の内容が。
私の文章の表現力が足りないところは勘弁していただくとして、この本の中でかすみちゃんの表情は喜怒哀楽くるくると様々に変わります。まだまだ子供かなと思うと、突然大人びた表情をしてみせる、眺めていると、初めての海外での夏にはしゃいでいる等身大の彼女と一緒に旅をしているような気分になってきます。
コスチューム的には、セーラー服・スクール水着・浴衣と日本の夏の定番スタイルから、常夏の太陽の元での開放的な色彩の水着へと変わっていきます。「飛んでみたかったー。」という彼女の一言とともに制服のまま、プールに飛び込むかすみちゃん。彼女の17の夏はここから始まります。
このときの彼女は、自筆でのコメントのように、「やりたいことがたくさんあって、いろんな体験をしたい。何から手をつけたらいいかわからない、自分探しの」状態だったみたいでしたが、このレビューを書いている現在は、高校を卒業している彼女。いまはどんな風に考えているのでしょうか、とっても知りたいところです。
次の写真集では、どんな姿を見せてくれるのでしょうか、期待しています。