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Ultimate Collection

The Kinks
おすすめ度:★★★★★
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〜 KINKSを知らぬ人にもおススメ出来る良好BEST 〜
おすすめ度 ★★★★★

「キンクスは名前しか知らないよ」 と言う人でも、聴けば「これ、何処かで聴いた事ある・・・」なんて曲が少なからずあるのではないかと思います。
それだけ、彼等の曲は多くのアーティストにカバーされ、中ではジャンル畑の違う所で「曲」が聴けたりなんかしてしまう事もあります。
また、多くのアーティスト達に曲を愛されながらも、彼等の知名度は今一つ パッとしないのだが、何故か不思議な魅力を持つ英国BANDです。
 本アルバムの2枚の中(全44曲)には、そんな彼等の純英国サウンドが詰め込まれており、他BEST盤では時代により偏りが見られるものがありますが、パイ、RCA、アリスタ時代と、本作においては選曲が偏る事もなく、まんべんに収められた良好BEST盤で、おススメです。

とても、心地の良いサウンドを奏でる彼等のその「音」は押し付けがましさが無く、なんか「さらり」と聴けてしまう。
「キンクスいいねっ」と思ってくれた人は、ぜひ他のオリジナルアルバムの方も手にしてくれると嬉しい限りです。
未聴で英国サウンド好きな方にも、おススメします。



パーソナリティを音に入れ続けたキンクスの歴史
おすすめ度 ★★★☆☆

キンクスの音のかなめであるレイ・デイヴィスは、おそらく3歳ぐらいから頑固親父の風格を備えていたのではないだろうか? 多分小学校に入学したころには『ご隠居』などと呼ばれていたはずだ。そういう妙な老成ぶりが、他のブリティッシュ・ビート・バンドのように華々しくなれなかったゆえんかもしれない。しかし老成しているからこそ、森羅万象のセコイ歪みが我慢できず、そうしてこういう一癖も二癖もあるサウンドを構築していったのだろう。ある意味もっともパーソナリティがサウンドに反映されているロックグループの歴史を垣間見ることができるベストアルバムといえるだろう。



英国の夕日
おすすめ度 ★★★★★

ビートルズやローリングストーンズに比べると
残念ながら、ここ日本でのキンクスの人気ははっきり言って低い。
しかし、イギリスでの彼らに対する評価は非常に高い。
それは後に様々なアーティストが彼らの楽曲をカバーしていることでわかる。
キンクスはよく”もっとも英国らしいバンド”と呼ばれる。
これだけ英国の”におい”がするバンドはキンクスだけだろう。



40年の重みが耀いてます。
おすすめ度 ★★★★★

1964年にデビューして40年たってもまだ健在のグループ。キンキーサウンドと呼ばれたサウンドで華々しくスタートしてから、変化に変化を重ねてきたキンクスのサウンドがこのCDに詰まっております。1~7までは初期のいわゆるキンキーサウンド、これだけでも聞く価値あり!さらに最近デビッド・ボウイがカバーしている「ウォータールー・サンセット」と続きます。この歌はキンクスの中でも一番好きと言われる方々が多い名曲中の名曲。他にもキラキラ耀く作品が散りばめられております。「Don't forget to dance」や「セルロイドのヒーロー」などはグサッときますから要注意です。



ほとんど文句ナシの、究極のベスト!
おすすめ度 ★★★★★

キンクスは、実際多くのほかのバンドにカバーされているくらい、名曲を一杯発表しているし、ストーンズやフーのように、初期~中期~後期と、音楽性を変化させ、そのときどきならではの魅力的なサウンドを披露してきた。こんな彼らのキャリア・変遷をうまく把握し、主要曲をがっちりオサえるには、ぜひオススメの、惜しみないベスト盤。
ちなみに、1.や 33.を Van Halen が、26.を元嫁のクリッシー・ハインドの Pretendersが、34.は Aerosmith が、25.は Jam が...といった具合に、また"This Is Where I Belong"という名のトリビュート・カバー集等、アーティスト達からの人気も高く、そして勿論キンクスは、欧米(特に英国本国内)では、本当に愛されていて、何が良いかというと、やっぱり独特の英国らしい人間臭いひねくれ具合なのでは、と思われます。
ビートを効かせた初期-人間くささ、人生のせつなさを感じさせる 味ある中期、かなりアメリカナイズされながらも、現役バリバリで頑張る後期、とキンクスの、またレイ・デイヴィスの歴史を、数ある名曲とともに楽しみましょう。
個人的には、75年発表の名作「不良少年のメロディ」に収録の "Scooldays" や "Hard Way"(the KNACKもカバー)が入っていないことに不満を感じますが、このベスト買ったヒトは、特に70年代のキンクスも、もっと聴いてくれるとウレしいデスね!


概要
誰もが思いをめぐらせる――レイ・デイヴィスはどうやって耐えしのいだのか? 彼は弟でありバンドメイトであるデイヴと常に対立していた。キンクスが全盛期を迎えていた1960年代後半には、マネージメント上のトラブルのため、一銭もロイヤリティーを受け取っていない。2度の離婚も経験したし――1度目の時は自殺未遂騒動を起こして入院している――クリッシー・ハインドとも悲しい破局を迎えてしまった。ひどいストレスのため、1967年以降は半年ごとに引退宣言を繰り返した。それでもデイヴィスは60年代のもっともスタイリッシュなグループのひとつを何とか取り仕切っていたし、それまでになくウィットに富んだ、刺激的で、社会意識の強いヒット曲を数多くリリースしたのだ。

CD2枚から成る『The Ultimate Collection』の1枚目は、キンクスのサード・シングルであり、初のナンバー・ワン・ヒットとなった、鮮烈な「You Really Got Me」で幕を開け、その後は栄光の時代を駆け抜けるかのように「Sunny Afternoon」、「Waterloo Sunset」、「Lola」、「Apeman」といった影響力絶大な曲が並ぶ。デイヴによるヒット・ナンバーも2曲収録。このディスクは「Come Dancing」を始めとする80年代初頭のカム・バック作からのセレクションで幕を閉じる。2枚目のディスクには、その他のヒット曲(「David Watts」や「Stop Your Sobbing」)、B面曲などのレア・トラックを収録。映画『Percy』(性転換手術で男になった主人公がイチモツの元の持ち主を捜すという物語)のサウンドトラックからの「God's Children」も収められている。『The Ultimate Collection』は、キンクス・ファンへの強力な援護射撃なのだ。(Dominic Wills, Amazon.co.uk)

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