ビジュアル、サウンド、ストーリー、全てが綺麗おすすめ度
★★★★☆
TVシリーズで人気のあったアニメの劇場版。
映像は中々綺麗です。
シーンによってはフィルムグレインが強めでややザラつきを感じますが、全体を通してはすっきりとした印象。
シャープさもありくっきりと丁寧に映像が再現されています。
フィルムの保存状態からかチリやゴミのような物がちょくちょく混入しているのはやや気になります。
大変丁寧に作画がされており、細かい点まで丁寧に再現できています。
他のBDアニメ作品と十分綺麗に感じるレベル。
再現性という面では文句なしではないでしょうか。
音はかなりいいです。
とにかくドンと心臓まで響いてくる低音が特徴的。
ですので効果音も迫力があり震えるような音が伝わります。
高音の伸びも綺麗に出ていますし、綺麗なサウンドがよく広がってくる。
セリフ部分もクリアで聞き取り易い。
ややサラウンド感は薄いかなとは思いますが、全体的に大変満足できるサウンドになっています。
ストーリーはファンタジー要素のあるアニメ。
自分はTVシリーズを見た事がなく、この劇場版で初めて見た作品なのですが、設定など分かり易く、そこまで置いてけぼりを食らう事がないのは好印象。
丁寧にストーリーを描いているので初めて見ても安心できます。
ただ、全体を通して急いでるなという印象を持つのは劇場版なので仕方ないでしょうか。
もう少し深くストーリーを知りたいと感じる。
出来がよかっただけにTVシリーズも見てみたいと思えました。
作画はやや少女アニメテイストですが、しっかりとしているので違和感がありません。
圧巻だったのは冒頭から始まる殺陣のシーン。
他にも戦闘シーンは非常にクオリティが高く目を見張ります。
他に印象深かったのはサウンド。
時折挿入される音楽など大変綺麗で作品とマッチしておりました。
ストーリーの展開もサウンドもビジュアルも、"綺麗"に仕上がった作品。
特典映像は公開時の予告と北米版予告のみではありますが、HD画質で収録されているのは中々満足。
パッケージ内にそこそこページ数のあるブックレットが同梱されていますが、これの作りもよく、パッケージの中には何も入っていない事の多いBDにおいて、満足度の高い作りとなっています。
作品のファンにはお薦めできるかと思います。
イマイチ人気がありませんが・・・
おすすめ度 ★★★☆☆
割と好きです。
少女漫画的な雰囲気をもったTV版と比べると、劇場版では劇画調なタッチが加わり大人っぽくなったキャラクターに多少違和感も感じますが、作画は綺麗です。
その絵で描かれたキャラクター達の戦闘シーンは迫力満点。
加えて菅野よう子さんの楽曲はTV版以上の勢いでかき鳴らされ、ディランドゥも裸になる。
残念ながら、ストーリーは時間の関係かうすっぺらいですが…
ファンなら買い!初めてエスカフローネを見る方にはTV版をお勧めします。