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ベニスに死す

ルキノ・ビスコンティ
おすすめ度:★★★★★
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名作です
おすすめ度 ★★★★★

この映画は恋の美しさを映した詩情豊かな名作中年男と美男子との恋物語 でも最後まで話た
りしない見つめ合ってるだけ そこが良い愛の尊さ男は恋を知り己の無力さ、未熟さを思い知る
実は僕も同じ経験をしたことがあるんですもの凄く好きな娘がいたけど結局話もしないまま
終わってしまった だからこの映画は僕にとって苦くも美しい想い出を蘇らせてくれる映画でもあります。
ラストの海のシーンの美しさ 息絶える男彼はベニスに死んだんじゃない恋に死んだんだ



恋こそ命。
おすすめ度 ★★★★★

大学時代に何度となく観たお気に入りの映画の一つです。ビスコンティの映画の中では一番好きです。音楽家のマーラーを題材にしていると思われている方も多いのではないかと思いますが、原作者のトーマス・マンで、彼の自伝です。彼自身がベニスで上流ポーランド人家族に出会い、そのポーランド人家族は気味の悪い?オヤジ(トーマス・マン)に気づいていたそうですが、そこは上流階級の品、トーマスが死ぬまで公言しなかったようです。(結局暴露したんじゃん、と思いますけど。)それを正真正銘の貴族出のビスコンティが豪華絢爛かつ退廃たる映像美で映画化した訳です。(笑)さて、映画の方ですが、老齢で高名なアッシェンバッハ先生はドイツからベニスにバカンスに訪れ、そこで美少年タッジオに出会い、恋をしてしまう訳です。で、、コレラがはやり始めて、感染の危険を顧みず、罹っても尚、老いを隠すために化粧をしてストーカー一歩手前のような感じで、追い求める姿が、ある意味、美しくもあり、醜く、気持ち悪くもあり、とても痛い感じです。今まで正常に生活をし、家族も持ち、金も名誉も自分のものにした老人が、最後に同性の少年に恋をして、死も恐れず、それにのめり込んでいく。恋は盲目というように、恐らく、恋だけはなんともコントロール不可能な厄介な生きる証なのですね。(アランレネ監督の「二十四時間の情事(ヒロシマモナムール)」もそうでしたが、恋こそが命の炎が燃える唯一の存在であると。。。)そして、夏が終わる頃、アッシェンバッハ先生が最後に見たものは、、一度も言葉を交わすことのなかった少年の神々しいまでの美しい姿だったのです。映画に使われたマーラーの交響曲第5番の第4楽章アダージェットは、愛の歌で、映像美と相まって、ゆったりと、その心の美しさを際立たせてくれています。きっと、幸せな死だったのでしょうね。恋して死ねるなんて、なんて贅沢なのでしょう。そして美とは何かと、、人には創れないのではないかと、考えさせられます。美少年タッジオ役ビョルン・ヨーハン・アンドレセンは、ヨーロッパ全土でビスコンティがオーディションをして選ばれたそうで、その美しさは、アッシェンバッハの気持ちが分かる程です。ちなみに、その美少年はこの映画撮影後、映画には興味がないということで学校に戻っています。今更ながら言うのもなんですけど、傑作です。



極限の孤独
おすすめ度 ★★★★★

マーチン・スコセッチや黒澤のように若い時、感性豊かな名作を創っておきながら、名声を手に入れ、年を取るにつれて酷い作品ばかりになる映画監督は多いが、このルキノ・ビスコンティ監督は全くの逆のケースで、人生の晩年になればなるほど凄みを増してくる。
これは彼が同性愛者としての苦しみがあったことにつきると思う。
人生の晩年に至るまで、満たされない孤独に心が支配されていたのだ。
この飢えた感情がなければ、いくら貴族出身とはいえ、これほどまでの名作は生み出せなかったと思う。




狂気と滅びの美学
おすすめ度 ★★★★★

これはすごい映画。美少年映画としては、身分があるおとなの男性が美少年に狂って破滅するという、森茉莉の小説のような世界が展開しているが、それだけではない。美が天からの授かりものなのか、自分の努力によって作り出すものなのか…なかなか結論を出しにくいところだ。しかし主人公の教授はひとりの少年との出会いによって、自分の努力して作り出してきた芸術をすべて否定されてしまう。少年は、努力なしに、美そのものとして存在したからだ。そして彼の美に教授は狂ったように執着し、ついには破滅してしまう。美そのものである少年と、少年の関心を得ようと醜く足掻く老教授。美醜を完璧に対比させ、ところどころに生老病死を喚起させる人やモノを挟むことで、誰しも滅びからは逃れられないこと、そして、それを知っているが故に芸術としての美を追い求めていく…そんなメッセージも読み取れてしまいそうな気がする。



こういう経験ありませんか?
おすすめ度 ★★★★★

旅先で見かけた人に、ふと心惹かれて目で追ってしまったり…。もし、あのとき声をかけていたら?アッシェンバッハにしても、有名作曲家(原作では作家)という肩書きがあるのだから、大人の知恵を使って、タジオ一家とお近づきになることもできたろうに、彼はそんな悪知恵が働くほど、フレキシブルに生きられる男ではなかった。分別や理性、努力こそ「美」であると信じ込んでいる彼の前に、何の努力もなく、生まれながらに美しいタジオが現れ、彼は「美」を根底から覆される。タジオは彼を美へと誘う天使だったのか、彼を死へと誘う悪魔だったのか…?


概要
マーラーの官能的な楽曲に誘われるようにして始まる導入部からして、魔力のような美しさを持った映画である。20世紀を代表する映画監督ルキノ・ビスコンティは「この作品は私の生涯の夢だった」と語っており、終生の愛読書であるトーマス・マンの原作に改編を加え、主人公の設定を文学者からマーラーを模した作曲家として映画化した。

舞台となっているのは現在はベネチア映画祭が開かれるベニス・リド島。静養のため島を訪れた老作曲家(ダーク・ボガード)は、ふと見かけた美しい少年タジオに心うばわれる。監督がヨーロッパ中を探して見つけた15歳の少年ビョルン・アンドルセンは、美を追究する者をとりこにするのもうなずけるほど妖しく美しい。彼の存在なくして映画は成立しなかっただろう。死に至るまで言葉ひとつ交わすことなく少年を追い続ける作曲家。決して交じり合うことなく向けられる視線の痛々しさ。絶対的な美の前に無力となる人間のもろさが見事に描かれている。(井上新八)

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