これさえも楽観的予測となるかもおすすめ度
★★★★☆
来年からのハイパーインフレの始まりを予測する本が増えた現在となっては、平成三十年に現在の政治・官僚・経済体制が曲がりなりに続けていられる状況に?がつくのではないでしょうか。
戦後なみのすさまじいインフレが現実に始まれば、この小説に描かれる未来の日本は、現在の多くの人にとっての「願望の中での許容範囲」だったものとして認識されるでしょう。
私も公務員として、そこそこながら、今の生活水準をいつまで保てるか空恐ろしい思いで読ませていただきました。
ハイパーインフレを予想する本と両方読み合わせることで、どうなるのか予想がつくような気がしました。