とうがたつのが早すぎる、おすすめ度
★★★★☆
1993年作品、当時の悪女映画ﾌﾞｰﾑの中の一本、いまだDVD化されておらずこのままでは埋もれてしまう可能性大、内容が象徴的に表現された思わせぶりな邦題はなかなか良とおもう、原題"Dream Lover"は男女双方にとってのそれぞれの夢の愛人という意味、
主演ｼﾞｪｰﾑｽ･ｽﾍﾟｲﾀﾞｰにとっては優男の2枚目として主演作が続いていた時期、悪女役ﾒｯﾁｪﾝ･ｱﾐｯｸはﾂｲﾝ･ﾋﾟｰｸｽの美少女役から美女役へ脱皮した時期の代表作、美少女ﾄﾞﾗﾏだったﾂｲﾝ･ﾋﾟｰｸｽのなかでも当時のﾒｯﾁｪﾝの福与かな愛らしさを群を抜いていたとおもうのだが、ほんの数年後の本作、美女ではあるがすでに少々とうが立ち始めており、この後あまり活躍していない事実に納得してしまう、
実はこの作品、観客の映画を見る力を試す試金石のような趣きがある、「氷の微笑」のように曖昧さを残すことなく終了するのだが、観客の鑑賞力のようなものが弱い場合には実に不可解な印象を受ける可能性も大きい、かなり映画好き向きの脚本・演出・編集なのです、この点でもぜひ廉価なDVDが発売され多くの目にさらされたほうがいいのだが、
ちなみにﾒｯﾁｪﾝの衣装はプラダ、ハリー・ウィンストン、ダナ・キャラン、彼女の豊胸は興ざめするが着こなしを眺める楽しみは男の観客だけのものではないとおもう、「ﾌﾟﾘﾃｨ･ｳｰﾏﾝ」のｼｮｯﾌﾟ･ﾏﾈｰｼﾞｬｰ役を演じた俳優がここでも実に達者なコメディアン振りを披露しています、誰の趣味なのか日系ｱﾒﾘｶﾝと日本趣味がたくさん盛り込まれています、ﾒｯﾁｪﾝがガウン代わりにまとう家紋入り着物に注目のこと、
■だからDVD化されないのかな？！おすすめ度
★★★☆☆
■ジェームズ・スペイダー見たさに観ました。題名もやたら惹かれるものがあったし・・・。ちなみに本当の映画のタイトルは「ドリーム・ラバー」です。そっちの方がやはり合ってるかも・・・。
■訳がわからないところが結構あります。なぜ、妻はあんなに子煩悩でやさしくて、自分を愛してくれて、大切にしてくれる・・・いいだんな様がいながら浮気するのか、その動機もさっぱりわからず、また、どうしてあそこまでだんな様をいじめなくてはいけなかったのか、その浮気相手も誰なのか最後まではっきりしません。
もっと理解できないのは、その妻の眉毛！！あまりにりっぱすぎて、とてもとても気になります。強烈です。
どこか無理のある展開だけどスペイダーは美しい
おすすめ度 ★★★☆☆
ジェームズ・スペイダーのファンである私としてはどこまでもひいきめに星５つと言いたい・・・。それはスクリーンの中でＪ／スペイダーは妻に浮気され離婚となって、人生斜に構えて苦々しい顔しても、友人のパーティーに無理して行ってぼんやりと時をすごしても、問題の女と恋におち、人生最高の時を取り戻したかの時も、ところがだんだん邪険にされ、ろくな晩飯作ってもらえなくても、カードで大金使われて驚愕した顔も、裏切られ精神病院にまでいれられ廃人のようなっても・・・やはり変わらず美しく見える彼だから。問題女をメッチェン・アミックがはまり役、この女の巧妙な罠は予想もつきません、後ろで糸引く奴も最後までわかりません。哀れなジェームズにどきどきしながら大どんでん返しを迎えます。でもちょっと無理あるよね。
