じぶんのお気に入りなジブリ作品をもう一度みたくなる。おすすめ度
★★★★★
ポニョは宮崎駿監督ではなく、あくまで評論家の記事。
それよかジブリ作品18本完全レビューの方が面白い。
1作品にその映像の印象的なワンカットが添えられているのだが、
それを見るだけで懐かしさがこみ上げてくる。1ページ目からのナウシカの原画ですでに感慨深くなる(笑)。
この雑誌恒例となった<完全レビュー>ということもあってか’80、’90、’00と3つの時代に分け、当時の反響や作品のテーマ、そしてハイライトがよくわかる。また、レビュアーのその作品にまつわる思い出話などもあるので、それに共感できればなお、楽しめる。
BOX発売記念記事『ウテナ』の監督・幾原邦彦と原作者・さいとうちほとの対談。
幾原監督が作品の解説やってくれぬのかと思ったけど、どっちかというと製作裏話的な内容が多くて少し残念。
その他、いろいろてんこ盛りだが、驚いた記事があった。
みなさん、『キン肉マンレディー』ってご存知?小川雅史さんの描いたウェブマガジンらしいですけど、キン肉マンのキャラクターが全員女子化するっていう衝撃の内容(笑)。でも、読んでみたい。
とにかくレビューを読んでむしょうに『もののけ姫』と『猫』が観たくなった。
思い出のジブリ作品、もういちどみたくなるコンティニューでした。
ジブリ特集
おすすめ度 ★★★☆☆
表紙から「崖の上のポニョ」特集と思いきや、ポニョについては写真を抜かすと氷川隆介氏ひとりの
評論(内容は読みごたえあり)と、「千と千尋・・・」の千尋役でありポニョにもゲスト出演している
柊瑠美さんのインタビューのみ。あとは全劇場作品18作のレビューでジブリの軌跡を追う内容。
これはこれで面白いのですが、同日発売のインタビュー雑誌「Cut 9月号」が22ページにわたって
宮崎監督の独占インタビューを掲載しているのに比べるとちょっと地味かも。
両方買ったから不足はありませんが。