冒頭の曲の最初数秒間を聴いたとたん霧掛かった中世の世界観が感じられた。鐘の音やハープやオーボエ、フルートなどがそう感じさせるのだろう。なにやら不思議な気分にさせてくれた。
台湾のPCゲームのサントラと言うことですが、そのゲームの事に関してはなにも知らない。だから純粋に音楽がさまざまなイメージをもたせてくれる。曲のタイトルもシンプルで曲のイメージを固定させない。人それぞれの価値観を柔軟にさせてくれる。個人的に7曲目がBESTかな。笛の音もさるとこながら、ピアノに光田さん独特の音階が滲み出ておりすばらしい。なつかしさ、孤独感、せつなさ、色んな事を感じさせてくれた。 8曲目は緊迫感、緊張感、孤高感、壮大なイメージ。あえてクロノトリガーで言うと魔王戦の曲かな。
素晴らしいですおすすめ度
★★★★★
クロノトリガー・ゼノギアス・クロノクロスで知られている光田氏が、台湾のPCゲーム『The Seventh Seal〜第七封印〜』の為に提供した10曲を収録したミニ・アルバムです。
元々光田氏公式HP「Our Millennial Fair」内でのみ販売されたアルバムなので、市販はされていません。
しかし、完成度が非常に高く何処か懐かしさを感じ、それでいて新鮮さがあります。
全ての楽曲とも素晴らしいですが、特に「The Door」「Sailing to the World 」「Melody of Aqua」「Rhythm of Red」「Reincarnation」等が個人的に聴きこめました。
「Rhythm of Red」の光田氏が自ら弾き出すギターからは、とても美しいハーモニーが感じられて胸に染みます。
因みに「Sailing to the World 」「Reincarnation」の歌詞は造語であります。
更に説明書のスタッフの所には記述されていませんが、実はピアノアレンジにサガ・フロンティア2の浜渦正志(ピアノ演奏:遠藤直子)が加わっていたりします。
ゼノギアスやクロノクロスの楽曲を知るものでしたら一度聴いてみてください。
それだけの内容があります。
☆5つです。
何となくクロノトリガー調おすすめ度
★★★★☆
いいです!
不思議な曲、カッコいい曲、綺麗な曲が詰まってます。
ちょっとクロノトリガーを彷彿させるような曲もありますね。
「サラのテーマ」を思い起こさせるような曲がありました。
ゲームをやっていないので各曲に思い入れというのは沸きませんけど…。
ただ、スレイベルズレーベルになってから思うのですが
ブックレットの内容が薄い。それが残念です…。
ゲームやったことなくても大丈夫。おすすめ度
★★★★☆
サントラの評価というのは、映像込み・演出込みのものになってしまうのが定石で、
「サントラだけでも大丈夫です!」なんていうサントラレビューは大抵あてにならないものだけど、
このCDでその認識を少し改めました。
光田氏はそういう音楽以外の情報一切無し、ゲーム音楽それ自体だけで楽しませてくれるという数少ない作曲家だと思う(内容の評価はまた別の話)。
当然このゲームはやったことがない。
で、中身だけど、いつもの光田サウンドだ。
民族音楽(っぽいもの)、歌詞の意味がない女性ボーカル、壮大なボス曲、美しい旋律の切ない曲・・・
リスナーの燃えるツボもちゃんと抑えてくれている。
目新しさはないけど、だからこそ安心して聞ける。