最初の構成でこのアルバムを聴いてみたかったおすすめ度
★★★★☆
第一印象は「ど、どうしちゃったんだWeezer!?」といった感じだった。
一休みした後のアルバムだからどういう方向に進んでも良かったんだろうけど、なんだか中途半端...。
と思いながら聴いていたら、どうやら裏事情があるらしく本来的には2曲目の「The Greatest Man That Ever Lived (Variations on a Shaker Hymn)」の様な手の込んだマニアックな展開の曲が多い意欲作になる予定だったのだそうだ。
ところが「それでは地味すぎて売れない」というレコード会社の意向により、非常に分かりやすい「Troublemaker」や「Pork and Beans」といったあまりにも軽いタッチのど真ん中のポップソングが追加されたのだそうだ。
その辺がこのアルバムが中途半端な響きを出している要因なのだろう。
「Troublemaker」や「Pork and Beans」が悪いと言っている訳ではない。
というよりこんなど真ん中な曲が悪いくらいだったらWeezerはいよいよ終わってしまう。
でも、アルバムで考えた時に浮いているのはたしかなのではないだろうか?
それでも個々に見れば手放しで褒めたたえるしかない曲はある。
例えば「Heart Songs」。
90年代以降がメインの世代にとっては涙無くして聴けない曲だろう。
それだけに惜しい。
売れ線に変更する為にアルバムから外れてしまった曲を含んだ最初の構成でこのアルバムを聴いてみたかった。
そう思わずにいられない。
それでも、僕は、まだweezerを信じてます。おすすめ度
★★★☆☆
WEEZER、待望の新アルバム。
解散説も根強かった彼らの新譜。
しかも、タイトルは三度目の『WEEZER』ってことで、否が応にも期待していたのですが・・。
正直、裏切られた感があります。
特に、二曲目の「The Greatest Man That Ever Lived」。
タイトル通り、歌詞が今までないくらい、めっちゃ前向きです。
正直、こんなリヴァースの曲は聴きたくなかった。
彼も、結婚して、子供が生まれたことにより、変わったってことなんでしょうか。
ところどころ昔のWEEZERを感じさせられる曲もあるのですが、このアルバム、良くも悪くも、今のWEEZERがよく出ています。
そう、決して昔のWEEZERではないんです。
でも、僕は、『The Blue Album』『Pinkerton』、『The Green Album』のような名盤が、これからも生まれると信じて、WEEZERを信じて、新譜が出る度に買い続けます。
あの頃は期待しないで…おすすめ度
★★★☆☆
WEEZER=青春っていう人は沢山いると思いますが、初期の2作品でWEEZERに魅了されたファンには正直物足りない作品であると思います。確かにリヴァースによる数曲はかなり仕上がりですが、あの頃のWEEZERはを期待すると物足りないと思います。あと他のメンバー3人がそれぞれ書いた曲はアルバムのレベルを全体的に落としています。今と過去は全く別バンドと割り切って聞けば、優れたアルバムとして聴けます。それほど初期の2作品は偉大でした。
ウィーザーの新しい出発
おすすめ度 ★★★★★
確かにファ―スト、セカンドには遠く及ばないし、後半も良くない。だが、最近のただのハードロックバンド化したウィーザーと比べると3、4、6のように確実に昔の音が戻ってきている。それだけでなく2、5のように新たな試みもあってかなり刺激的だった。このアルバムを新たな出発にしてウィーザーはまだまだ進化するのでは?と期待できる一枚!