ストーリー自体は平凡だがキャラ描写がうまい作品おすすめ度
★★★★☆
西暦2030年、12年ぶりに出現した謎の怪物ヘテロダインに対抗できるのは(株)21世紀警備保障が保有するダイ・ガードしかない。そのため、ダイ・ガードの運用を担当する広報二課は人々の平和を守るためヘテロダインと戦っていく。
というのがこの作品の大まかなあらすじです。
本作品の主人公である赤木駿介は民間企業に勤める25歳の平社員ですが、ロボット物の主人公には必要不可欠の熱血正義バカというお約束の性格がなんともいえない懐かしさがあります。
しかし、彼の正義は、従来の‘世界平和のために敵と戦う’ではなく‘人々の平和な生活を守るために敵と戦う’という考えであり、敵を倒せたとしても人々の生活を守れなければ意味がないと思っています。その考えが如実に現れているのは、彼が言った、「ヘテロダインを倒せばいい、死者がでなきゃいいってもんじゃない(中略)家をなくすってことは、普通の生活を、大事な想い出ごとなくすってことなんだ!」には正直いろいろ考えさせられました。
こういった台詞を普通に言う人物が周りの人と比べてまったく浮いていない、人物描写のよくできた作品なのでぜひ、ご覧になってください。