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 幾度目かの最期―久坂葉子作品集 (講談社文芸文庫) |
漱石の「三四郎」に出てくる美弥子は、生意気、自意識の強さ、とは裏腹におくてで純粋といった、今でもある種のシティガールにいそうな特徴を備えているのだが、若くして自らの命を絶った天才少女作家、久坂葉子は、破滅型のシティガールのハシリだったのだと思う。
自意識のつよさ、プライドの高さとは正反対の劣等感、その不器用さ、純粋さ… あまりに痛々しく、読み通すのはつらいけど、今の時代こそ、もっと読まれてもいい作家なのではないだろうか？ |
思いがけずこんな 久坂葉子 を夢で見た・・・！
個性派シンガー・ソングライター 久坂葉子は「プールやビーチで普通に遊んでいる感じになっている。自然体の自分を見てほしい」とＰＲ。
「象の鼻から鼻水が飛んできて、衣装にもついて大変でした」と苦笑い。
、、ってそんな話を聞いたらやっぱり思い出したのがこれっすね。
『 女性はたとえ自分を愛する男が野獣のようなものであろうと、愛され崇められれば無関心ではいられないものだ。 』（ ゲオルギウ ）
よ～く考えなあかんで！
久坂葉子の詩三編
久坂葉子の詩三編(いづれも制作年月不明) ＊ ＊ ふしぎなくらい しづかなよるです。 だけどみみを… そばだてて きいてごらんなさい きいてごらんなさいふしぎなくらい さまざまのをとが します。 きてきでも ピアノのひびきでも ありません一体何のをとで ...
【買った本】
久坂葉子『エッセンス・オブ・久坂葉子』（早川茉莉編、河出書房新社） フェリペ・フェルナンデス＝アルメスト『食べる人類誌』（小田切勝子訳、早川書房） 最後の一冊は、古本屋に注文した本。この人の『人間の境界はどこにあるのだろう? ...
久坂葉子に関する記事のことなど
そして、6月28日付の京都新聞「街角のいいもの探し」で、「早世の作家、久坂葉子」として。この京都新聞では、ベレー帽をかぶった久坂葉子の写真が大きく取り上げられ、「幾度目かの最期」の生原稿写真も掲載されている。 それから、『en-taxi』22号(2008 ...
早川茉莉・編「エッセンス・オブ・久坂葉子」
エッセンス・オブ・久坂葉子 早川茉莉・編「エッセンス・オブ・久坂葉子」（河出書房新社） 久坂葉子という作家を多面的に知るための作品集――というコンセプトの本作。ということで「幾度目かの最期」を除き、他の作品集にはあまり収録されていない ...
「エッセンス・オブ久坂葉子」
先日、・・・Ｓさんが神戸新聞に「エッセンス・オブ久坂葉子」の 選評を寄せていた・・・とあった。 三樹彦先生の出版記念パーテイで、Ｓさんと話したとき、来年 出版予定の本のことと、会場で今、神戸新聞の記者から選評 を依頼されたと話していたが、 ...
『幾度目かの最期 久坂葉子作品集』
『エッセンス・オブ・久坂葉子』で出会った彼女の作品たちには、ひりひりとした痛みを常に内包しながらも、余りあるほどのきららに凄烈な魅力があった。 その鮮やかさはいつまでも忘れがたく、もう少し読んでみようとてこの一冊を手に取っていた。 ...
久坂葉子「幾度目かの最期 久坂葉子作品集」
幾度目かの最期―久坂葉子作品集 久坂葉子「幾度目かの最期 久坂葉子作品集」（講談社文芸文庫/講談社） 良家の子女として生まれ、家庭や戦争、周囲の状況に翻弄され鬱屈した日々を過ごしつつ小説を書き始め、1度は芥川賞候補になりながらも、21歳の若さで ...
久坂葉子・戯曲「涙の袖」
作家の久坂葉子という方が、久坂玄瑞の最期について、13、4歳で書いたもので、筆名の由来なんだそう。 4度の自殺未遂を経て、21歳で自殺した夭逝の天才作家さんだそうで、す、すごいなあ… 久坂玄瑞の作品って少ない上、玄瑞の名から筆名を取っている程 ...
久坂葉子
僕が生まれる前年、阪急六甲で鉄道自殺を遂げた天才女性作家、久坂葉子。ずっとずっと気になる存在だった。その作品の多くに触れることができ、僕がラジオ関西で番組をやらせてもらうようになった頃、彼女の作品が放送劇として流れたテープが発見され、 ...
久坂葉子文学の純度の高さ。
今週号の『週刊文春』(6月5日号)に『エッセンス・オブ・久坂葉子』の書評が掲載されているというので、近所のコンビニに買いに行った。ページを開いてみると、すごい! 「文春図書館」の「今週の必読」のページに大きく紹介されている。 ...