猟奇殺人…おすすめ度
★★★★★
創元推理文庫の黒川作品はすべて読んでいます。
当然のことながら、今回も大阪府警捜査一課の人々が活躍します。
女性をマネキンのごとく扱う犯人。
それを追い詰めていく刑事たち。
警察の動きをあざ笑うがごとく、犯行は重ねられていきます。
今回も、刑事達の軽妙な会話を楽しみつつ読めるなぁ…
と思っていたのですが、微妙に今までの流れとは違っています。
だからといって、面白さに欠けるかというと、とんでもない!
進むこと、進むこと!! 一晩で読破してしまったじゃないですか。
創元推理文庫8冊目となる、今作品を僕はNo1に推したいですな。
付け加えると、後書きに今は亡き「鷺沢萠」さんのものが載っています。
これがまた、涙を誘う名文であります。
後書きなので、本文を読んでから読むことを勧めます。