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ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)

若竹 七海
おすすめ度:★★★★★
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コージー・ミステリの面白さを知りました
おすすめ度 ★★★★☆

ほんわかして、どこか間抜けなムード
ドキドキして、続きを読まずにはいられない殺人の謎解き
同居しなさそうな二つの要素が、違和感なく存在してました。

「小さな街を舞台とし、主として誰が犯人かという謎をメインにした、
 暴力行為の比較的少ない、後味の良いミステリ」
と、作者はコージー・ミステリを定義されてます。

とはいえ、ラストにサラっとしながらも
若竹先生流の毒が健在でしたが・・・
 



納得の面白さ
おすすめ度 ★★★★★

海に臨むヴィラ・マグノリア。ヴィラの住人はあまりに個性的。
その空き家になった一棟で、殺人事件が起きたというのにユーモア、ほのぼの感がある。
それでも骨太な納得の展開。
読後感は「すっきり!」です。



日常の断片
おすすめ度 ★★★★★

少し不便な場所にある、一種の人里離れたマンション。
そこで、殺人事件が発生したために、ありふれた“ご近所関係”が崩れていく。住人たちの過去の秘密が暴かれていきます。
さりげなく、人間関係について毒づいてもいます。
その中でも、どこか“ほのぼの感”が漂い、クスリと笑えるギャグも散りばめられています。

日常生活の息抜きにおススメです!



おすすめ!
おすすめ度 ★★★★★

 海の近くに建つヴィラ。不動産屋の奥さんがお客さんを案内してくる。そこで出くわすのが顔を潰された死体。想像するに、なんともおぞましい光景ですが、なぜかほんわかした雰囲気の漂う出だし。

 海を見ながら暮らそうなんて思う人は、さぞかし穏やかな人なのかしらと思いきや、読むにしたがって見えてくる住人たちの素顔。ひとくせもふたくせもある住人達の中で、誰が犯人なのか?わくわくしながら読んでいきました。

 タイトルに「殺人」とついていながらも、表紙のイラストのようにどこかふんわり感のある、あったかいミステリーです。


ほのぼのビター&スウィート
おすすめ度 ★★★★★

ほのぼのしたコージーモノなのに、そこは若竹作品。
ビターです。

ユーモア溢れる魅力的な人物たち。思わず笑ってしまいそうな謎。ビターですが、苦いだけじゃなくて温かくて素敵です。温いと取るか、温かいと取るかは人によって分かれそう。

長い列車の旅とかで読むと良いと思います。

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