ついにここまで来た。スパイダーマンシリーズ第3弾だ。前作でピーターがスパイダーマンだと知ってしまったMJとハリー。今作の敵はピーターに復讐しようとするハリーだけではない。おじさんを殺した真犯人・マルコ=サンドマン、謎の液体生命体=ヴェノム。アクションシーン盛り沢山だ。
二時間半弱で物語をまとめあげたサム・ライミ監督に拍手を送りたい。確かに描き方が雑な部分(最後方ハリーの改心仕方など)がある。そこは残念。でも、スパイダーマン3を期待していた人にはたまらない作品だし、人間ドラマを最優先した作りは非常に良い。アメコミからよくここまで映像化出来た。ファンタスティックフォーのようなバカバカしい映画は、スパイダーマンシリーズを見習うべきだ。
ただ一つ、ただ一つ言いたい。MJなんとかならないか?(笑)。この女、どれだけ男を変えようとしてるんだ?腹が立ってしょうがない!(笑)。「こいつこそクモ女ですよ」 (ダウンタウン・松本人志の言葉より)
前作「スパイダーマン2」には及ばないが、よく出来たアクション映画。スパイダーマンファンには嬉しい作品がまた出来た。パート4が公開されるのは2011年くらいになってしまうらしいが、気長に待っていたいと思う。
Seriesの中では一番面白いと思うんだけどなぁおすすめ度
★★★★☆
Series物って作られれば作られるほど、出来が悪くなっていくのが定石だけど、最近のこういったHero物は一作目から出来が悪いので、却って続編やPart3の方が面白い事ってあるんだなぁと、つくづく感じさせられた一本。
但し、語弊が無いように言っときますが、「スパイダーマン」は一作目から出来は良かった方だと思います。
で、何が良かったのかと言うと、ピーターとMJの恋愛模様やサンドマンの娘への想い、ハリーの最期など『泣き』の要素をかなり取り入れたところが私的にGoodでした。
Screenに釘付けになって、オイオイ涙する程のもんじゃあないんですが、同じマンが付くSeries物でもSuper(2の冒険篇は面白いけど)やXと言った何の感動も残らん作品よりずーっと良いと思います。
又、フレンチレストランでのピーターとブルース・死霊のはらわた・キャンベルとの絡みも良かったし、結婚を決意するピーターとメイ叔母さんとの絡みも仄々として良かったです。
特にメイ叔母さんの台詞『自分より妻を大事にする事ができるのなら求婚しなさい』は私的に胸に詰まるもんがありましたね。
ヴェノムやサンドマン、ハリーとの格闘SceneはCGを使えばあんなもんでしょう。
別段取り立てて、Reviewするほどのもんではないと思います。
後、サンドマンの娘役のパーラ・ヘイニー=ジャーディンって「ダーク・ウォーター」に亡霊の少女役で出演していた可愛い女の子だって知ってますかぁ?
最後にウィレム・デフォーがハリーの回想Sceneでほんの少し出演してますが、あれはPart1やPart2で撮影されていた分ですか?それともNo Credit出演?
ストーリーがドタバタしていたようなおすすめ度
★★★★☆
何が言いたいかはわかるのですが、
ちょっとドタバタしていた印象をうけました。
個人的に気になった所は、
1.死んだおじさん役の人が違っていたので、ちょっとショックだった。
2.ハリーの執事の対応の遅さ。
3.ハリーはピーターの攻撃で死んでいてもおかしくないぐらいのダメージを受けたのに・・・
4.おじさんの件も終わったし、次何がテーマで続いていくのかしら?
ピーターのおばさんも好きなので、次回はもっとストーリーに絡めてほしい。
アクションがすごかった。
おすすめ度 ★★★★☆
ニューゴブリン(H・オズボーン)、サンドマン、ヴェノムと敵が盛りだくさんで全編戦闘シーンが多かったです。また、ヴェノムにとりつかれ性格が一変したピーターが描かれるなど、1、2作目より暗い感じでした。スターウォーズEP3もそんな感じだったな。
ただ、敵が多かったことや、ピーター、ハリー、M・Jの三角関係及び人物像の変化の多さで、少し詰め込み気味な内容だったのが少々残念。
しかし、アメリカでは2007年の興行収入No1を記録し、おまけにまだ続編を3作も製作することが決定しているとか(ちょっと驚き)。
値段的にも結構安くて満足です。