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ジョゼと虎と魚たち QURULI Highway
The Gospellers |
最近のゴスペラーズは、アカペラやアコースティックな音楽で人気を博しているようですが、"The Gospellers"は、95年という時代を反映してか(?)ほとんどの曲に電気を使ってます系の楽器の音(電子音っていうのでしょうか・・・?)が入っています。リズミカルな曲も多いので、最近ゴスペラーズを聞き始めた人には新鮮に聞こえるのではないでしょうか。最新のアルバムにも収録されている"U'll be mine""Promise"の「95年バージョン」聞いてみるのも面白いと思います。 "Promise"はピアノとコーラスの重なりがとてもステキです。 "Betcha by golly, wow"はアカペラで、"The Stylistics"のカバー。酒井さんの甘い声にうっとりです。 わたしのお気に入りは"Voices"です。ノリノリの曲です。思わず、曲にあわせて歌って踊ってしまいます。(^-^;) |
ジョゼと虎と魚たち(通常版) |
関西弁には2通りのテンポがある。
ひとつは新喜劇などに代表されるスピーディー系。 もうひとつはぶつぶつ唸るように喋る小言系。 この映画では小言系で、ジョゼの“しぶとさ” を見事に表現している。 だから切ないラストではあるが、最後の最後、 ドスッ、と床に落ちるジョゼにニヤリとし、 「ああ、ジョゼは今日もどこかで生きてる」 と我々は映画の続きを夢想し、安心できるのだ。 それって、観る側にとって最高の贈り物だと思う。 |
ジョゼと虎と魚たち 特別版 (初回限定生産2枚組) |
あの人、そんなご立派な人ちゃうし・・
この台詞から作品の異様な雰囲気がするのは自分だけなのか・・ この作品で唯一感情移入できたのは、近所の子供で乳母車を押して背を向けて話を聞いていた女の子 彼女の世代から障害者へ対するなんかもんもんとしたもんが消えるような気がした 弟に自分の彼女のことを『リアル身障者初やわ』と言われてニヤニヤ二ヤ キャンギャルに自分の彼女のことを『身障者のくせに』と言われてニヤニヤニヤ さらにはそれに対して『たばこもらっちゃった・・かわいかったよ・・』ニヤニヤ二ヤ はぁ? 殴りたかった・・ さらに車椅子の人の?トイレで彼女が使用中に忍び込んでニマニマ笑っている彼・・ 怖かったのは自分だけですかね・・ あくまでそういうとらえ方もできたっていうだけなんですけど・・(自分が歪んでいるのと同時に監督のせいでもある(見せ方)) 幼児に猥褻な行為を企んでいた近所の変質者がすべてを連想させる・・ 若者の突発的かつ予測不能な犯罪行為、これをおりこもうとした作品なはず 店の工具で殴られてホームセンターに転がる屍 後輩への暴力は普通に作品的には流れて行きました ジョゼと別れた『直後』にキャンギャルへ向かったのはなぜですか? 冒頭では女遊びをし下品な会話ににやつく彼 普通な若者・・・ ? クライマックスのわけは 恒夫がジョゼの世話に疲れてしまった・・ キャンギャルと連絡を取り続けていた(別れた直後に会ったのでそう考えるのが無難)恒夫に対するジョゼの優しさ、もしくは恒夫のわがまま ジョゼに車椅子いらないと言われればそれに従うことしかできなかった優しさへ対する結末 などなど・・別れた原因は常に二人が共有していたのか・・はたまたどちらかの責任か、正確な答えは絶対に不可能 いい作品であったというのは大前提でのレビュー |
ジョゼと虎と魚たち |
力強く生活することが誰にとっても大切であること、
しかしそのチャンスや難易度は人によって異なることを再認識させてくれました。 障がい者の障がいとは、そのチャンスに対するハザードなのですね。 ラブホテルで魚が夢のように泳ぐシーンがありますが、あれはリュウグウノツカイという魚で 光の届かない深海に暮らし、滅多に人目に触れることのないものです。 あの海の底から泳いできたというジョゼの話にはピッタリな種類の魚だと思います。 上野樹里は美人過ぎないキャラクターですが、超アップのカットではとても美しいですね。 |
ジョゼと虎と魚たち (角川文庫) |
映画化もされた表題作を含む9編の短編集です。
「ジョゼと…」はこの中でも直球のラブストーリーです。脚の動かない美しい、人にはちょっと高飛車な物言いの女性、ジョゼと、何となく面倒を見るようになってしまった近所の大学生の青年。すーっと引かれるように近づいていって離れられなくなっていく関係がとても美しく、時には濃厚に描かれます。 全編を通じて感じるのは、この「すーっと引かれるようにしてくっついていった(その後別れることもある)」男女の関係と心の動きが本当に穏やかに美しく描かれる(リアルに書けば結構キビシイ状況のものもある)ことです。濃厚な描写も下品さは皆無。「出会って付き合って別れる+ときに涙」が割合はっきりとドロドロ感を交えて描かれる現在の小説とすこし違って、すっきり甘い入り口ながら、実はしっかり味が残るというつくり。それは登場する女性達のさっぱりした人生観に負うところが大きいのかもしれません。男性に引きずられまくっていないキャラクター造形は、まさに田辺作品ならではです。結末も思わせぶりな余韻が残り、つい「それからどうなるの?」と考えてしまう(女性の勝ち!っぽいのが多いかも)…今さらながらに思いますが、「何でこんなにうまいんだろう!」と感動してしまいます。ただ、これは誰のせいでもなく時代の問題なのですが、この作品で出てくるような大阪ことばを話す30代の男性はもうほとんどいなくて…10歳プラスくらいで今風かなあ?と思います。 解説を山田詠美氏が書かれていますが、これがまた一編の短編として素晴らしい完成度です。田辺作品の男女の機微を語りながら、自分の幼い日の記憶につなげていく…この手際の鮮やかさを楽しむのもいい作品集ですのでこの評価とします。「恋の棺」を激賞されていますが、私も同感! |
新源氏物語 (上) (新潮文庫) |
現代語訳以外の、アレンジされた源氏物語は数多くありますが、個人的にはこの本がとても好きです。 美しくやわらかな(決して難解な表現はないです)ことばが、登場人物全てに愛情を持つ田辺さんによって、リズミカルに紡がれています。 |
新源氏物語 (中) (新潮文庫) |
昔、与謝野晶子バージョンを読んだことがありますが、それよりずっと入りやすい。原文に忠実に場面を描いてもいるようです。とても、面白く読めました。 |
もしもこんな 田辺聖子 がいたら・・・
デビュー10周年を迎えた 田辺聖子。この日のイベントでは、バリ島での撮影秘話やテレビドラマに出演した時の裏話など披露し、ファンの笑った。
髪をツインテールにしてチューブトップを着ている「ロリ対応」なシーンは「小学生にも交じれます」と自信を見せた。
、、ってそんな話を聞いたらやっぱり思い出したのがこれっすね。
『 鼠の気持ちではチーズしか得られない。大きい獲物を得ようとするなら狼の気持ちになれ。 』( 錨を上げて[映画] )
まあそういうことだ。
新源氏物語
もちろん田辺聖子さんのフィルタがかかっていて,そこはかとないおかしみがよいです。 しかし,源氏の守備範囲広すぎの色好みには呆れますなあ。 でも,たまにフラレていて面白い。そりゃそうだろ,けっこううざいもの。 田辺版宇治も読んでみます。
[cinema]崖の上のポニョ
図式化すれば、田辺聖子の原作は閉ざされた世界が前景化しているが、映画の方は外に向かって開かれている、陽に向かう向日葵の指向性を感じるということです。それは恐らく、象徴的には “ジョゼと虎と魚たち(角川文庫)”には登場しない施設で知り合った ...
『ジョゼと虎と魚たち』 田辺 聖子
ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)/田辺 聖子; ¥500; Amazon.co.jp. 内容(「BOOK」データベースより) 足が悪いジョゼは車椅子がないと動けない。ほとんど外出したことのない、市松人形のようなジョゼと、大学を出たばかりの共棲みの管理人、恒夫。 ...
自分の中の永遠に面白いなあとおもえる漫画、小説。
これはあっさりうけつけたんだよね。 今でも実家に帰ると読みます。 ■田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」. アマゾンででたけど、正しく貼り付けで着ないので. もうベタうち。 これは名作。いい短編ばかりはいっている。 田辺聖子はすごいとおもった。 ...
夏
しかも私、田辺聖子さんの現代小説はお初です(笑) 個人的には田辺聖子さんのおかげで『落窪物語』の世界を知ることができた私なのですが、 今までなぜか読む機会がありませんでした。 とういことで読もうと思います 高校野球も始まっていますね。 ...
さち さんのレビュー
オトナのオンナのけだるい日常。 みんなそんなに必死になったりしないでいい意味でただゆらゆらと生きていく。 休みの日にだらだら読んでたらこっちもゆらゆらした気分になってくる。
book : Seiko TANABE「HURIN WA KATEI NO JOBI YAKU」
田辺聖子「不倫は家庭の常備薬」(講談社文庫)読了。 →田辺聖子文学館 →Wikipedia 傑作。本当に「常備薬」だね。
[book]
作者: 田辺聖子; 出版社/メーカー: 集英社; 発売日: 1992/11; メディア: 文庫. 田辺聖子の作品で、面白いのは「関西弁」である事。 登場人物の言葉が関西弁なので、慣れないとちょっと面食らう。 女性が書いたからなのか、この人がとても丁寧に観察した ...
田辺聖子
田辺聖子の言葉でとっても気にいっている。年を取って何を言っても、何をしても良いと言う事では無いと思う。 片肘張って生きなくても良い様な気がして楽になった。 「楽老抄」の方は何年も前から繰り返し読んでいるので、ボロボロになってしまった。 ...
週末の鬱金香(チューリップ) (中公文庫)
ウチの父が昔よく読んでいた「田辺 聖子」。当時は、こんなの何が面白いんだろうと思っていた。なかでも父が特に気に入っていたのが「週末の鬱金香(チューリップ) (中公文庫)」というやつだったと記憶している。 ...