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Death In Venice
ベニスに死す〈ニューマスター版〉 |
この作品はビョルン・アンドレセンなしでは語れません! ―彼のあの美しさ、セーラーカラーシャツをも可憐に着こなす未だ性無き天使の美貌失くしては、この作品はここまで人の心を惹きつけはしなかった事でしょう。 ―勿論、主演したダーク・ボガードの演技も素晴らしいし、 この作品を創り出したルキノ・ビスコンティの特出した才能あってこその作品なのだけれど!。 (ただ、タジオ演じるビョルンの、少女より少年より美しい存在は衝撃でした!!…こんなに綺麗な人間が存在していたこと自体が、奇跡的だと思ってます。) 音楽もとても美しいです。 個人的には、ハイビジョンクラスの最新映像で見てみたくもありました。 原作と映画では幾!つかの設定に違いがあって、それもまた比較する楽しさがあります。 ―その空気が、この映画独特の…悦びと、淡い絶望の混在する魅力につながっている様にも感じます。 見るまえは硬いイメージばかりが強かったのですが、見終わった後には…作品世界に酔いしれるばかりです…。 |
ベニスに死す |
大学時代に何度となく観たお気に入りの映画の一つです。ビスコンティの映画の中では一番好きです。音楽家のマーラーを題材にしていると思われている方も多いのではないかと思いますが、原作者のトーマス・マンで、彼の自伝です。彼自身がベニスで上流ポーランド人家族に出会い、そのポーランド人家族は気味の悪い?オヤジ(トーマス・マン)に気づいていたそうですが、そこは上流階級の品、トーマスが死ぬまで公言しなかったようです。(結局暴露したんじゃん、と思いますけど。)それを正真正銘の貴族出のビスコンティが豪華絢爛かつ退廃たる映像美で映画化した訳です。(笑)さて、映画の方ですが、老齢で高名なアッシェンバッハ先生はドイツからベニスにバカンスに訪れ、そこで美少年タッジオに出会い、恋をしてしまう訳です。で、、コレラがはやり始めて、感染の危険を顧みず、罹っても尚、老いを隠すために化粧をしてストーカー一歩手前のような感じで、追い求める姿が、ある意味、美しくもあり、醜く、気持ち悪くもあり、とても痛い感じです。今まで正常に生活をし、家族も持ち、金も名誉も自分のものにした老人が、最後に同性の少年に恋をして、死も恐れず、それにのめり込んでいく。恋は盲目というように、恐らく、恋だけはなんともコントロール不可能な厄介な生きる証なのですね。(アランレネ監督の「二十四時間の情事(ヒロシマモナムール)」もそうでしたが、恋こそが命の炎が燃える唯一の存在であると。。。)そして、夏が終わる頃、アッシェンバッハ先生が最後に見たものは、、一度も言葉を交わすことのなかった少年の神々しいまでの美しい姿だったのです。映画に使われたマーラーの交響曲第5番の第4楽章アダージェットは、愛の歌で、映像美と相まって、ゆったりと、その心の美しさを際立たせてくれています。きっと、幸せな死だったのでしょうね。恋して死ねるなんて、なんて贅沢なのでしょう。そして美とは何かと、、人には創れないのではないかと、考えさせられます。美少年タッジオ役ビョルン・ヨーハン・アンドレセンは、ヨーロッパ全土でビスコンティがオーディションをして選ばれたそうで、その美しさは、アッシェンバッハの気持ちが分かる程です。ちなみに、その美少年はこの映画撮影後、映画には興味がないということで学校に戻っています。今更ながら言うのもなんですけど、傑作です。 |
ベニスに死す |
この作品は、何度も再発されてますが、店頭では毎回すぐ売れてしまいます。 何度見ても…また見たくなる。不思議な魅力溢れるのは、やはりタジオ役のビョルン・アンドルセン。少年と青年の境目の年ごろ。 最近、50代になったビョルンの写真をみました。 この作品の彼が、一番輝いていた。だから、もう今となっては銀幕の上でしか お目にかかれません。 |
ベニスに死す |
この映画で描かれる愛は、まちがいなく本物の愛の、一つの形だとおもいます。 主人公の真摯な想いが胸に迫ります。 生の美しさは老、病、死と対置させることでいっそう際立つんだなと感じました。 |
ヴィスコンティ秀作集 1 (1) |
~ヴィスコンティ秀作集の1巻で、まるごとベニスは死すのスチールやシナリオ、ヴィスコンティとの対話、「ベニスに死す」をめぐる対話、評論などが一冊になっています。1981年当時の発刊により、今の評論よりも細かい評論になっており、決して読みやすくはないがファンにはたまらない作りになっている。最近、こんな骨太な本は滅多にないです。ヴィスコンティ好~~きは絶対に買いです。~ |
もしもこんな ベニスに死す がいたら・・・
CMでおなじみの ベニスに死すが共演するプロジェクトが進行中とのこと。役柄など詳細はまだ不明。
これなら世界中のプレイヤーといっしょに遊んでも何とかなりそうだ。
う~む意味深。こりゃまさにあれだね。ほら、なんつうかその、
『 男にとっては今日一日だけの浮気心にすぎないものに、女はその一生を賭ける。 』( モーリアック )
ってやつだね。えっ?違う??
[僕らがセックスについて話すこと]男たちよ。自分が腰を振る間抜けな姿 ...
間抜けな滑稽さのなかに妙に妖艶なエロティックさを見出す、という意味で、わたしは真っ先にトーマス・マン『ベニスに死す』を想起する。ヴェネツィアで療養中に出会った、この世のものとは思われない美少年。彼に近づくべく、老齢のアッシェンバッハは ...
ベニスに死す Death in Venice
ベニスに死す商品詳細を見る(Amazon.co.jp) 原題:Death in Venice 監督:Luchino Visconti ルキノ・ヴィスコンティ製作年:1971 製作国: イタリア・フランス少年:Bjorn Andresen ビョルン・アンドレセン Venice01.jpg 音楽も映像もいい。 ...
カルミナPの新作がよくわからないけれどすごいことになっている件
洋画ファンならヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」を思い浮かべるところです。 それにしても直球すぎるのでは? と思っていたら、黒やよい登場。 生き物の写真。大自然Pの影響か? それにしても不思議な世界だ……と思いながら見ていたら、 ...
ヴェネツィアのアッシェンバッハとマーラー
結論から言えば、この「ヴェネツィアに死す」(「ヴェニスに死す」の方が一般的か?)という小説、あんまり楽しめなかった。 訳者は解説の中で書いている。《書かれてからほぼ1世紀を経て、この物語はこんにち急速に古びつつあるように思われます》と。 ...
『ベニスに死す』・・・ ※ネタバレ有
1971年:イタリア+フランス合作映画、ルキノ・ヴィスコンティ監督、ダーク・ボガード主演。 ≪BS録画≫ §BYJセレクト§
ベニスに死す
他に何かないか陳列棚を眺めていたら、不朽の名作『ベニスに死す』を発見しました!!しかもDVD!! 10代の頃から視たいと恋い焦がれていた作品に、偶然にもようやく巡り合えました(^o^)/ この作品は、20世紀の巨匠ルキノ・ビスコンティ監督が「生涯最高傑作」 ...
セーラーカラーのオトコノヒト
「ベニスに死す」のビョルンアンドレセンまさしくセーラーカラーの似合う美少年。。。。 いつ観たのかな??? 思い出せないくらいずっと昔。。。 でもあまりの美しさに今でも名前をはっきり覚えているくらいその美しい俳優さんを思い出したくらい潤くん ...
「ベニスに死す」
とりわけ「ベニスに死す」は映画館で7回、TVで3回。 もちろんDVDも。 ルキノ・ヴィスコンティの作品はけっこうほとんど見ました。 「ルードウィっヒ」「山猫」「家族の肖像」「夏の嵐」「イノセント」・・・・ 挙げるとキリがないくらい。 ...
ベニスに死す
きのうの火曜バレエが始まる前に、スタジオでかかっていたのが、マーラーの5番の第四楽章・・・・なんて書くといかにもクラシック通??みたいに思われるかも知れないが(思わないか?)この曲は、ベニスに死すで使われていて有名になった? ...
ベニスに死す
ビョルン・アンドルセンが美しいという理由だけで課題に使用したDVD。 超庶民の私にはヴィスコンティ監督の貴族然とした茫洋とした悲しさとか虚しさとか一生理解できないと思った。