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千両花嫁―とびきり屋見立て帖 |
連作短編集で7話が収録されている。京都三条通に間口4間の道具屋、とびきり屋を構える若夫婦が主人公。もともと二人は京都の老舗の道具屋、からふね屋の二番番頭とお嬢さん。二人が夫婦となった経緯が1話目の「千両花嫁」で語られている。
道具の目利き、勤皇の志士や新撰組を絡めて、最後までなかなか読ませる。若夫婦の情愛の描き方も、従来の時代小説とは異なり、ほんわかとした温かみがあり、楽しめる。 気なったのは、終盤で「やんちゃ」とか「へこむ」という言葉が今風の意味合いで遣われている点。雰囲気良く読んでいただけに、傷になった。 多少強引に感じるところはあるが、それを強く感じさせない筆の巧さがあって、楽しめる。 |
いっしん虎徹 |
この作品は時代小説好きで刀剣愛好家には垂涎の小説である。刀剣を主題にした小説は時々あるが、史実をたどり、ここまで刀剣と刀工を真面目に描いた小説は寡聞ながら初めてである。虎徹は刀剣愛好家には随一の人気である。好き者は刀身を見て感嘆し、中心(なかご)に切られた刀工名や年期、裁断名など、あるいは刀剣書などでその時代や人物を想像し、それぞれの虎徹像をイメージしているのであろうが、この小説のおかげで、虎徹の生きた時代にタイムトラベルしその時代を見てきた様な感動を覚えるだろう。 |
昨晩 山本兼一 が夢でこう告げた・・・!
当初の告知にはなかったマリンルック姿で登場した 山本兼一。よりリアルな世界観を提示しつつも、決してベタつかない清らかなヴォーカル。
詳細はMySpaceプロフィール上に随時更新されるのでこまめにチェックを。
ほうほう、ようがんばってますなあ。ようするに、
『 娘が三人の求婚者にいやだといってしまったら、今度は自分から行って求婚しなければならない。 』( スウェーデンのことわざ )
胸に染み入る言葉ですなあ。
火天の城(山本兼一)読了
安土城を建立した匠たちの物語 以前の白鷹伝同様、自分の仕事に全身全霊で取り組んだ生き様の迫力に圧倒されます。 現代人の考える「仕事とライフスタイル」なんてものはどこにも無く、城を築く=生きるです。 休みも家庭もそんなの関係ない♪自分の命 ...
『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』山本兼一
山本兼一さんの『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』を読みました。 時は幕末、京で三本の指にかぞえられる名代の茶道具商からふね屋善右衛門の愛娘ゆずは、 結納金千両と引き換えに、真之介とかけおちをした。 真之介が立ち上げた道具屋とびきり屋を主な舞台 ...
『白鷹伝』 山本兼一
『白鷹伝』 山本兼一¥1900+税 祥伝社 平成14/4/20発行ISBN4-396-63207-X ううーむ、山本兼一にはハズレがないなあ。 鷹に人生を捧げたひとりの男。天下一の鷹匠小林家鷹の人生を描く。 戦国時代を舞台にするなら、信長は避けられない。 ...
オール讀物 2008年9月号 8月22日発売
夜市の女山本兼一 長い旅の果てに──感動の最終回! 悼む人天童荒太 吉本由美と観るするめ映画館. 素晴らしき哉! ミュージカル黄金時代和田 誠×村上春樹 特別インタビュー. わが人生の師、佐藤忠良 山根基世出会いから三十年。名彫刻家の生き方から学ん ...
本日入荷!おすすめ新刊【書籍】08年8月21日(木)
心霊づきあい/加門七海. 心霊づきあい 加門七海. 15歳の選択/寺野典子. 15歳の選択 寺野典子. 狂い咲き正宗/山本兼一. 狂い咲き正宗 山本兼一. 一心斎不覚の筆禍/佐藤雅美. 一心斎不覚の筆禍 佐藤雅美. 虐殺の世界史/歴史の謎を探る会. 虐殺の世界史 ...
白鷹伝(山本兼一)読了
私の好きな時代物。戦国秘話だそうでうす。味のある好い作品で、面白かったです。 鷹狩に使う鷹を育てる鷹匠が主人公。 浅井長久、長政、織田信長、秀吉、家康に仕えながら、ひたすらに鷹に入れ込むその姿が、世の移ろいにも人間の思惑にも超然としていて ...
千両花嫁 山本 兼一
山本兼一. 文藝春秋 京都、三条大橋にある道具屋「とびきり屋」の主人真之介は. 奉公先のとうさん、ゆずと駆け落ち同然で夫婦となる。 頃は、尊皇攘夷、倒幕と騒がしい幕末。 脇役陣も. 新撰組に坂本龍馬に高杉晋作に. 芹沢鴨に人斬り以蔵に ...
好きな本 ( 山本 兼一氏の千両花嫁 )
本好きのI葉さんからお借りした、”千両花嫁”、とびきり屋 見立て帖。まんまる顔の愛らしいふたりが表紙です。 京のお道具屋夫婦、真之介とゆずが主人公の”はんなり”系時代小説。 中身は、白壁みたいな柄。栞紐は、大好きな紫色。 いいなあ〜。 ...
山本 兼一
山本兼一. 出典: フリー百科事典 ... 山本 兼一 (やまもと けんいち, 1956年7月23日 - ) は、京都市生まれの小説家。 ... この「山本兼一」は、人物に関連したまだ閲覧者の調べものの参考としては役立たない書きかけ項目です。 ...山本兼一. ...
『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』山本兼一(文藝春秋)
時は幕末。京で名代の茶道具商からふね屋善右衛門の愛娘・ゆずと恋仲だった二番番頭の真之介。しかしゆずには茶道の若宗匠との縁談が持ち上がっていた。真之介は善右衛門にゆずを嫁にしたいと頼むが、その対応はけんもほろろ。四間間口の店と、千両の結納 ...