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論語物語 (講談社学術文庫 493) |
昨年末から今年にかけて読んだが、昨年読んだ本で間違いなくNO.1!今まで読んだ本でもベスト10に入る衝撃を受けた本である。恐るべし、孔子。
さて、本書は孔子の『論語』をもとに、下村湖人という人がわかりやすく再構成したものだが、これが・・・素晴らしい!漢文を読んでもさっぱりわからんけど、本書はとってもわかりやすい。まるで目の前に、孔子とその弟子たちが蘇るようだ。孔子の思想は深い。読むだけで目がウロコ。もっと早く出会いたかった。 実際、孔子は厳しかっただろうけど、優しく温かい人でもあった。それは何時も弟子たちのことを考えているところからうかがえる。 一番印象的だったのは、「志をいう」という話。孔子が弟子に自分の理想として、こう話した。 「わしは老人たちの心を安らかにしたい、朋友とは信をもって交わりたい、年少者には親しまれたいと、ただそれだけを願っているんじゃ」 要するに孔子は自分が第一ではなく、常に他者のことを考えていたのだ。自分を中心にした考え方=自己中ではないのである。 近年は、子供から大人まで自己中の人が増えてきて、家族を殺したり、罪も無い人を殺めたり傷つけたりする事件が絶えない。これは、自分を第一において考えているからではないか。 本書を読んで、今まで以上に他者の気持ち、立場を考えて行動するようにつとめようと決意した。ありがとう孔子先生!下村先生! 星10個つけたいぐらいだ。若い人には絶対読んで欲しい。 |
もしもこんな 下村湖人 がいたら・・・
CMでおなじみの女優・ 下村湖人。今回のDVDはドラマ仕立てになっており、象を探す探偵役を演じている。
「自然とそれぞれの恋愛観を話し、遠いところにいる大切な“あなた”に向けて書くことに決まりました。」
ほえ~。ということはこれを頭に置いて言ってたのかな?
『 たとえ人の生命を奪っても、財布に手をかけてはならぬ。人は父親の殺されたのは忘れても、財産の失われたことは忘れないからだ。 』( マキャベリ )
っちゅうことですねー確かに。
論語物語
いま「論語」そのものを読むのは大変ですが、この『論語物語』は、作家で社会教育家でもある「下村湖人」氏が、戦前の昭和13年に出版した歴史的な名著であり、2千年以上も経た「論語」の章句を自由自在に使って、「論語」で養われた自分の思想を「物語」の ...
下村湖人の生家を訪ねて
幼少の頃の実話をもとに、親と子の心のふれあいを描いた古典的名作「次郎物語」の作者下村湖人の生家を訪ねました。 1987年に森川時久監督、加藤 剛主演の同名の映画が上映されました。 主なロケ地は下村湖人の生家、ならびに周辺の田園で収録されたよう ...
下村湖人
昭和42年、新潮社発行の20刷、下村湖人著『青年の思索のために』。 鍵山秀三郎氏の人生を変えた一冊。アマゾンの中古本で検索すると8,800円の値が...
名著続々!!
『青年の思索のために』(下村湖人/新潮文庫) 54.『モラトリアム人間の時代』(小此木啓吾/中公文庫) 55.『一日24時間をどう生かすか』(レイ・ジョセフ/ダイヤモンド社) 56.『1946年憲法その拘束』(江藤淳/文藝春秋) 57.『考えるヒント3~信ずることと知る ...
小島さんの太鼓判つき!!!
■「論語物語」(下村湖人/講談社学術文庫) ■「兄小林秀雄との対話」(高見沢潤子/講談社現代新書)【絶版】 ■「出家とその弟子」(倉田百三/新潮文庫) ■「みあと志たひて」(小原達明/帝国文化協会)【絶版】 ■「坂の上の雲」(司馬遼太郎/文春 ...
日本全国学校図書館協議会選定図書
1.坊っちゃん(夏目漱石) http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/752_14964.html. 2.路傍の石(山本有三). 3.次郎物語《一部》(下村湖人) 4.次郎物語《二部》(下村湖人) 5.次郎物語《三部》(下村湖人) http://www.ftm.co.jp. 阅读全文 ...
『歎異抄をひらく』発売から4カ月で13万部突破!!
『歎異抄』という書物を知ったのは、『次郎物語』(下村湖人著)です。次郎が学生時代に何かに悩んだ時に開いていたので、とても興味がありました。ちょうどそのタイミングで新聞に『歎異抄をひらく』が紹介されていたので、何かの縁だと感じ、購入しま ...
次郎の家
幼い次郎の、胸が締め付けられそうな、あのシーンがふっとよみがえる、そんな雰囲気が漂います。 下村湖人は、作家である前に、実は偉大な教育者だった・・・ということが、よく分かる展示物が揃えてあり、館長さんが在館でしたらご案内もして下さい ...
鍵山相談役のセミナー
講演会では先生が二十歳の頃に読みその後の人生に大きな影響を受けた下村湖人の青年の思索のためにのことからはじまりました。下村湖人といえば次郎物語しか知りませんでしたが先生の支えになった本と聞き読んでみたいと思いいました。 ...
『論語物語』
友人から『論語物語』という下村湖人の本が良いと薦められましてね。 読んで私は吐き気がしました。 本が吐き気のする内容だったのではありません。 内容は、孔子とその弟子のやり取りを下村湖人の解釈を交えつつ読み物にした素晴らしいものでした。 ...